【整備212】フライホイール軽量化加工･面研 その1 ﾊﾟｲﾛｯﾄﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ抜き

フライホイール　日本語で言うと、はずみ車
細かい説明はどこかに書いてありますので、
とにかく、この機会に削って軽量化します

ヴィヴィオは、リングギヤ一体型です
重量もずっしりとあります

裏面を見ると、大きな穴が・・・
バランスを取った穴、と想像して、この穴の底辺あたりまでならバランスは崩れないだろうと思い、削ります

目標は、最低500ｇ、できれば800ｇ、マックス1kg
と勝手に決めます
理由はどこかに書いてあります

まず、どうせ交換するつもりだったので
パイロットベアリングを抜きます

他の方のところで、17mmのコマがピッタリとあったので
当ててみると、本当にジャストピッタリ！

ベアリングが下に抜けるように木をあてがい、
プラスチックハンマーでコマをコンコン叩きます

結構簡単に抜けました

このパイロットベアリング、私の知る限り社外がありません
通常は、60012RU（LL,VV）なんかで合うのですが
はかまが長くなっています
ほとんど見ない形状のベアリングです
ちなみに、NSKでもKOYOでもNTNでもなく
NACHI製でした

ここから本番
弊社の誇るローター研磨機で、苦節12年
初めてフライホイールを削ります

この八木精密の機械、12年間ノーメンテでノントラブル
会社はもうありませんが

仕事前に、仕事でプジョーのローターをさくさく削りました
 

セットできるかどうかは、事前に確認してありました

表側は、ピンが2箇所出ていて削れませんので
裏側を削ります

と、ここまできて、重大なことを忘れていました！