【整備188】エンジン&ミッション降ろし その4 克服
目的 | 修理・故障・メンテナンス |
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作業 | DIY |
難易度 | ★★★ |
作業時間 | 12時間以内 |
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最後にシフトロッドの根元をミッションと分離します
車をあまり持ち上げていなかったため、もぐると寝返りもうてないほど狭いです
なんとかロッドは分離しましたが、プロペラシャフトが外れません
体制が悪く、力も入らず、結局プロペラシャフトのボルトは一本もゆるめることができませんでした
最後の手段で、エンジンを二人で前に引っ張って、強引にシャフトを抜きました
オイルを抜くのを忘れてました
ロッドを一本しかはずさなかったり、リヤのマウントをはずし忘れたり
何度も何度ももぐっては外し、潜っては外し、私は雪ん子状態です
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やっとエンジンがフリーになって、あとはクレーンで持ち上げて降ろせばOK、というところで
・・・エンジンクレーンが上がりません
油圧がかかりません
いろいろとあがきますが、何としてもこれ以上持ち上がりません
あとわずか数センチ上がれば、ロアメンバーを越せるのですが
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仕方なく、一旦ロープをゆるめて、エンジンをジャッキで受け止めて置き、クレーンのアームを肩で上げ下げしてみます
すると、トルクがかからない状態ですと、アームは動きます
トルクがかかることを確認してから再度エンジンにロープをかけ、ゆっくりと持ち上げていきます
・・・ダメです
ある一定以上のところまで来ると、クレーンは止まってしまいます
では降ろしてしまおう、と思いましたが、下降もしません
泣きたくなりました
降り続く雪で、エンジン内部は雪だらけですし
使えるのでしょうか?
6
あとわずかなのに、二人で途方に暮れてしまいました
仕方がないので、クレーンは、落下防止で支えるだけとあきらめ
最後の手段は、二人の人力でエンジンを持ち上げ、フロントロアメンバーに載せながら引っ張り出します
デフとトランスファーがフロアの床下に深く潜っていて、尚且つサスペンションメンバーとの狭い隙間に挟まれているので、なかなか引っ張り出せません
私の腰は限界に来ています
頭の中が空っぽになった時、エンジンはズルっと、抜けました
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空になったエンジンルーム
中に入って記念写真を撮るのを、すっかり忘れてました
片付けをして、終了はAM2:00
明日は仕事です
一人で出社だし、雪かき大変そうだし、体中痛くなってそうだし
でも、エンジンが降りたので、気持ちは晴々です
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