【整備582】ｷﾞﾔｼﾌﾄﾛｯﾄﾞ(ｼﾌﾄﾘﾝｹｰｼﾞ)OH 3 ﾘﾝｸｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ

玉を取るには、ピンを抜かなくてはなりません
適当なものがなくて、探し回ったら丁度太さのいいネジがあったので、それをコンコンとハンマーで叩いて入れていきます
 

おお、なんとかピンが押し出されてきました

ですが情けないハナシ、あともう少し・・・というところで、ネジの長さが足りませんでした
最後はペンチで引っ張って取りました
 

ようやく玉とピンが取れ、やっとこさブーツが外せます

新品のブーツをかぶせます

思えば、このブーツが破れているのを交換したかっただけなのに、結構な手間がかかりました

でも、たかがこんなブーツがいかに重要なものかということを、あのドロドロシフトで思い知りました
いい勉強とも言えます

棒の先に少しモリブデングリスを塗って、玉を入れピンを入れ、固定します

玉とシャフトの間にはほんの少し隙間があって、その隙間にグリスが回らないと嫌だったので先に塗りました

ピンの方が玉より少し短いですので、頭が出っ張って中身を引っかかないよう、爪で引っかからなくなるまで中に押し込みました
 

玉を押さえる、白いスペーサーみたいなもの

正式名称は、ブッシュ　ステー　コンプリート　トランスミッション

この中で玉はグリグリと自由自在に動きます
割れ目があるので、簡単に玉にかぶせられます

これを玉にかぶせ、上下をオーリングで止めます

輪ゴムの感覚

グリスをたっぷり詰めたシフトの壺に、この根元をゆっくり押し込みます

ズポっと入りました

グリスを行きわたらせるために、シャフトをグリグリぐりぐり回します
いい感じです