【整備586】ﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄﾌﾞｰﾂ交換 2 外れてるのに割れﾌﾞｰﾂ

使うブーツは、今流行りの分割式ブーツを使います
通常、これはオンザカーの時に使うのが主で、ドライブシャフトを外さなくても出来るのがウリになっているものです
ドライブシャフトが外れているのなら、高い割れブーツを使わなくとも、通常の被せるブーツで充分なのですが、私にはインナーのジョイント（ＤＯＪ）をバラせる自信がありませんでした
 

綺麗にしたアウタージョイントに割れブーツを被せて、一度割れ目をはめてみて、きちんと出来るか練習します


 

課題の接着剤
コレを割れブーツの割れ目に着け、素早く割れ目を合わせてくっつけます
メルト式と違い、この大野ゴム製はホッカイロを使わなくとも溶着します

プロの整備工でさえよく失敗する、キモの作業です

割れ目を下向きにし、接着剤をタップリ割れ目につけてヌルヌル状態のミゾにカパカパとはめていきます
上手くはまらないと焦るのですが、瞬間接着剤のように瞬時に固まるものでもないので、慌てず焦らず冷静に、きちんと根元まではめていきます
 

10分ほど固まるまで待ちます

大径と小径のアダプターをはめてみて、ちゃんと被さるか確認します
グリスは最後に入れます

アダプターを小径側にはめ、シャフトの段差の所でブーツバンドを固定します

てこの原理でキツキツのバンドをよいしょとはめます
 

このバンド、なかなかよく出来ていて、よいしょっとはめるとパチンとつまみが咥えて外れない仕組みになっています

ここで一休みできます

サイズもピッタリに出来ていて、結構きついです

最後につまみをペンチなどでカシメて、ピッタリするまで叩いて平らにします

う～ん、よく出来てます